2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

商品減る金券ショップ

1月中旬に日本郵政公社が行ったある発表が、金券ショップ関係者の間で波紋を広げている。内容は料金別納郵便の料金支払いについて、これまで認めていた切手での支払いを中止し現金のみにするというもの。切手での支払いができなくなれば、金券ショップの切…

合繊原料に生産能力過剰の波じわり

「生産能力の過剰に悩んでいます」 長年、合成繊維メーカーの口癖だったこの言葉が最近、川上の合繊原料メーカーのものになりつつある。オイルマネーを蓄えた産油国や好調な経済に支えられた中国のメーカーが、合繊原料事業に相次ぎ新規参入しているためだ。…

BRICsの大型連休が商品需給に影

新興国BRICsのうち、中国とブラジルが2月に入って相次いで大型連休を迎えた。世界経済への影響力を強めている両国だけに、長い休暇が素材や農産物などの需給や市況に微妙な影を落としている。 中国は18日から24日が旧正月である春節。現地ではこの前後…

高値の金、換金売り広がる

金の小売価格が22年ぶりの高値圏で推移するなか、金を保有する人の換金売りが活発になってきた。売却益を手にする投資家が増えることで、金投資への関心が高まる契機になるかもしれない。 貴金属販売大手の三菱マテリアルではここ1カ月ほど、投資用金地金の…

DRAM、「ビスタ」不振で採算ラインに接近

パソコン用DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の価格が1月から下げ止まらない。2月後半の大口価格は前期(2月前半)比で一気に約14%も下落し、1個当たり約4.4ドルになった。3月も下げ止まる気配はなく、1個3ドル前後とさ…

急増するバイオ燃料需要

エタノール(エチルアルコール)をはじめとするバイオ燃料の需要が急増し、トウモロコシなどの原料とともに取引価格が上昇している。京都議定書で決まった温暖化ガスの排出削減につながることなどが理由。しかし原料確保などの課題を残したまま、数値目標が…

変革迫られる卸売市場

生鮮食品や花の流通を支える卸売市場の機能が低下している。 市場外流通の比率が高まり、卸会社や仲卸会社の廃業が増加の一途をたどっている。市場自体も集荷力の弱い地方卸売市場の休廃業や中央卸売市場の地方卸売市場への「降格」が相次いでいる。 農水省…

アメリカ政治の通常の姿

アメリカの権力の交代は、したがって伝統世界から見ればいかにも奇異で、しかもうさん臭い手続きのなかでおこなわれる。その結果として、一見奇妙なことが起こる。たとえば、大統領は政党を母体として選挙戦を戦うが、その政党とはまったくの私的な集団にす…